【書評】超影響力 DaiGo

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本書の見どころ

・要点1

本書は経営者や実業家等の一部に限らず、ビジネスマンやバイトリーダー等の多くの人に使える「人を動かす」方法が収められている。

・要点2

様々な大学の実験や研究をもとに述べられている。明日から使える、「人の動かし方」を、科学的に学ぶことができる。

概要

・1章 影響力をもたらす2つの原則

・2章 記憶に残し、無意識を操る5つのメソッド

・3章 人・集団を動かす6つのトリガー

・4章 あなたが人を動かせなかった3つの理由

・5章 悪用厳禁 人を動かす7つの黒いテクニック

※各章で最も印象に残った部分を抜粋する。

印象に残ったポイント

1章「人は頼みごとをしてきた相手のことを好きになる。」

直観に反しているようなこの文章。しかし、あなたも実感したことがあるのではないだろうか?

人は、「自分が親切な行動をとるのは、相手のことが好きだからだ」と認識するという。ただ、これには二つの条件がそろっている必要がある。

それは「信用」と「関係性」である。この二つを意識することで、頼みごとをしても嫌われないだけでなく、逆に自分のことを好きになってもらう方法を身に着けることができる。

2章「BYAF法」

これは、「But you are free.」 の略である。

人を動かすとき、命令や強制をしてはいけない。どちらを選ぶかはあなた次第ですが、どちらがいいですかというスタンスを取らなければいけないのだ。

それでは人は自分の思うように動かないと思うかもしれない。

しかし、レストランでメニューを決めるときこう言われたらどうだろうか。

「本日のおすすめは、魚料理みたいだね。どれにしようか?」

魚料理を意識してしまい、おすすめなら頼んでみようかなと思うのではないだろうか? これが「BYAF法」である。

3章「アイデンティティ・ラベリング」

聞き手は、動詞よりも名詞のほうが大きな影響を持っている。

例えば、スポーツジムのトレーナーが会員にやる気を出させる時、「筋トレを週3回続けましょう」というより、「週3回の筋トレで細マッチョになりましょう」というほうが効果的なのである。

このアイデンティティ・ラベリングを使えば、聞き手に強制された感覚を与えずに、義務感を持たせることができることである。

4章「ハロー効果」

聞き手は、話し手の特に目立つ1つの特徴によって、聞き手が相手の印象を決めてしまう。そのスピードは、出会ってからたった2秒である。

そのため、最初に「賢そう」と印象付けることができれば、その後のメッセージも好意的に受け止めてもらうことができる。

5章「ラベリング」

好ましくないレッテルと結び付けてラベリングするだけで、相手のイメージを落とすことができるのがこのラベリングである。

人間には自分の記憶に残っていることが真実だと思い込むバイアスがあるため、こうした単純なことが強力なのである。

例えば、「おっさん」→「くさい」「おばさん」→「うるさい」「若者」→「常識がない」というものである。

最後に

上記に挙げたのはこの本の中のほんの一部です。

心理的なものに限らず、今日から使えるテクニックについても述べられています。

人間関係で多くの人が悩む現代において、自分の発言がどのように相手に影響を与えるのかを理解することは必須だと思います。

今回、この要約を見てみて少しでも興味を持った方は、ぜひ、この本を手に取って読んでみてください。


超影響力 (ノンフィクション単行本)

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